Untitled.短文保管庫。
最近は殆どがこっちの更新です。

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK |
| CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
お裾分けにも程がある
 
「犬を捨てた覚えは無いぞ」
知った声にそう言葉をかけられて、声の主である芹サンの部屋の前でダンボール数箱の横に立ってた俺はその声にやっと来た!とその声がする方向に視線を向けた。

そもそも、ダンボール数箱と共にこの人の家に向かう事になった理由といえば、数日前に遡る事になる。

「圭兄さん!何だよこれ!!」
いきなり俺が暮らすアパートに国際便で届いた数箱のダンボールの差出人である圭兄さんこと鷹羽圭佑に電話を掛ければ、「あっ、届いたんだー」と暢気な声。「届いたんだー、じゃ無い!この量!おかしいだろ、一人暮らしに送る量としては!!」
送られてきたのは、大量のプレッツェル。焼き菓子だから痛む事についてはとりあえず大丈夫だとしても、この量は部屋を圧迫するレベルで。
「いやぁ、買い付けにドイツ行って来て、駿クンに何かお土産って思ったんだけど、頭が買い付けモードでさーあっ、ちゃんと自腹だから安心して!」
「逆にソレ安心出来ないし……」
普段はしっかりした人の筈な圭兄さんは時折ド天然としか思えない事をやらかしてくれる。久々にやられた。
「っつーか、本当、このダンボールの山どうすれば良いんだよ……」
と漏らせば、「ホラ、そっちに何人か居るじゃん、たっちゃんとか、春山さんとこの妹ちゃんとか」
あと、駿クンの友達とかに配っちゃえば良いじゃんねと電話の向こうで圭兄さんは笑う。
「わかったよ、つうか、コレ全部俺ン所に送ったって事?」
「いや、ソレは買ったのの半分。もう半分はウチで山分けしてるから」
本気で圭兄さんが心配になった。

「……って事で、お裾分けです」
「いきなり電話して来てウチに来たかと思えば、そう言うことか」
それにしても、お裾分けのレベルを超えてるだろ、コレ。と突っ込まれる。だけど、ダンボール4箱のプレッツェルと共に来た身にとっては致し方ない事かもしれない。
「お願いします!貰って下さい!!圭兄さんによれば、オーガニック系であんまり輸入してないヤツらしいんで、レアっすよ!!結構バラ撒いた筈なのにウチにもまだ2箱残ってんですよ!貰って!!!」
「押し売りか」
「お金は頂きません!!」
芹さんは、考えるような顔をして、数秒後、分かった。と言う。
「とりあえず、ばら撒く前に少し片付けるか、駿介、付き合え」
「片付ける?」
片付ける、の意味に首を傾げていれば、芹さんは言葉を続ける
「巽も呼べ、呑むぞ」と。曰く、この山のようなプレッツェルをツマミに呑むと言うことか。
「芋みたいに芽が出ることも無いからな、ばら撒きやすい」
そう付け足した芹サンは携帯を弄りながら部屋のドアを開けた。
「こっちからも呼ぶぞ、お前も会ったことあるだろ、前にやったバンドのドラム」
「ああ、打ち上げ乱入した時の?」
「4人で飲んで食えば少しは減るだろ」
「……多分」
俺もタァ兄に連絡すべく、携帯を取り出しつつそう返す。

多分、今日は帰れそうにない。

「あ、巽にビール買ってこいって言っとけよ」
「ハーイ」
 
—————————————————
 
エコさんとこのブルースプリングと狭山宅バードランドの気付けば第三弾。
この後盛大な暴露大会が催されるような気がする。主に春山さんと鷹晴兄やんによる地元トークで。あと青山さんもなんですかね?
鷹羽さん(圭佑兄さん)のキャラが固まって来た、楽しくなって来やがった。
多分結城宅に送られてきたプレッツェルは8箱程になってると思われる。兄さん、送り過ぎww



 
| 23:40 | コラボ関係 | comments(0) | - | posted by 狭山 |
Comment








<< NEW | TOP | OLD>>