Untitled.短文保管庫。
最近は殆どがこっちの更新です。

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ながれるほしに、ねがいをかける。

Polaris. ササハラとセナミの場合。
 
「流れないなー」
「そうだな」
夜空を見あげるフリをして、俺は隣に居る不真面目な男の真剣な横顔を見ていた。
「なあ、ササハラ」
「何だ?」
「ササハラは流れ星に何を願う?」
真剣な表情は夜空に向けたまま男は俺にそう問うて。俺は思わず笑い声を漏らした。
「俺は石コロに願いは託さないよ」
「リアリストだなぁ」
「じゃあ、ロマンチストなお前は何を願うんだ?」
いつになく真剣なその横顔に、俺はそう問わずにはいられなかった。
「俺は願うために夜空を見上げてるわけじゃないよ」
夜空に注がれていた視線は、俺に向けられていた。
言葉を返せない俺を見つめながら、彼は言葉を重ねた。
「感謝を」感謝を、伝えるために。と確かに彼は言葉を重ねた。
「あの家から、出る勇気を願ったんだ。随分昔に、な」
そう言って笑った彼の少し悲しい色をした笑みに、彼の生い立ちを思い出させられた。
 
*-*-*
 
ポラリスで書いてる時系列と変わらないあたり。 セナさんの生い立ちを知った後
 
  
(tumblrより移植:2012/8/14)

| 20:34 | 突発文 | comments(0) | - | posted by 狭山 |
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